夜の繁華街を歩く厳つい男が居た。

表情は何か追い詰められたような切迫感に満ち溢れている。
赤いライダーズジャケット、白いジーンズ越しからまで見て取れる鋼のように鍛えられたら肉体、

その額には血のように赤いヘットバンドを身に付け、乱暴に『Rock You』とナイフか何かで刻まれている。

視線は鋭く三白眼な強面だが、よく見れば堀は深く目鼻立ちが整った顔立ちをしており、その逞しい体格と伴って、

危険な男に目が無いであろう繁華街の夜の女達の視線を一気にかき集めていた。

何人かの売女が彼に近付き夜の誘いを試みるも、値踏みされた後無碍にされ、

酷くプライドを傷つけられた女は如何にもな捨て台詞を吐き男から去っていく。
だがこの男を端から見れば、欲求不満さをその身に抱え、切迫した面持ちにて夜の繁華街をひたすら歩き、さ迷っていた。
繁華街のほぼ全員の売女が男に粉をかけるも断られ、誰も声をかけなくなったが、

男の存在感の高さに誰しもが好奇な視線を向けている。

その男が、とある店の看板に描かれている一人のキャスト嬢の絵に釘付けになっていた。

看板には、『おっぱいパブ』と表記されている。

おっぱいパブとは…。
性行為における性器の触れ合いや性器の挿入などのサービスは無いが、

キャスト嬢の乳房を触りながらお酒が飲めるという触れ込みのバーである。
最近は、夜の世界にも働き方の多様性が生まれていた。
時間制限内でなら、ひたすら嬢の乳房を触り続ける事が出来るのと、

ファッションヘルスと違い性器を触れるなどの性的な交渉が無い為か、値段は遥かに抑えられたものとなっており、

性的な交渉の施設を経営するには厳しいであろうイリュリア郊外の繁華街ではメジャーになりつつある

性的な娯楽施設である。

厳つい男が、おっぱいパブの入り口に吸い込まれていく…。
買春目的かと思われた男の意外過ぎる行動に、売女達は思わず互いの顔を見合わせたのだった…。








◇◇◇◇◇








「いらっしゃいませー！お客様一名はいりまーす！！」

「コイツを指名したい」

「この子ですね？この子は今大変人気なキャストになりまして、只今ちょっと手が離せなく…」

「どれだけ待てばいい」

「そうですねー。あと30分程かかりますが…。他の女の子なら、すぐお相手出来ますが…」

「あ゛！？…コイツが良いっつってんだろうが！！」

「はっ、はいぃッ！！！わかりましたー！30分程お待ち頂いても宜しいでしょうか！！一名様！ブースにご案内ー！！」






◇◇◇◇◇





「すみません！大変お待たせしちゃいました！！初めましてっ！エルと申しま……、

………え、ええええええええええええ゛！？」

お待たせしてしまったブースには、なにやら初日から私を指名して譲らないお客様が居るから気をつけてと

ウェイターさんに言われて、恐る恐る突入すれば、
良く見知った愛しの人がっ！（って言っちゃっても良いんだよね！？タハぁっ！！！♡♡♡）

怒りのオーラ全開でソファーにふんぞり返っている姿を見て、私は思わず大声で叫んでしまっていた。

「…看板見てまさかとは思ったが…テメェっ！！本物のエルフェルトじゃねぇかっ！？」

「なっ、なんでっ！？、なんでっソルさんがっ！？おっぱいパブに来ちゃってるんですかああああ！？！？」

「エルちゃん！？何か問題あったかい！？」

私の大声量に、バーを回しているウェイターさんが慌てて駆けつけてくれたんだけど、

ソルさんからの視線が怖くて、い、いえいえ！！何でもないです！と必死に取り繕う。
ウェイターさんがブースから出て行った後、

私は冷や汗ダラッダラかきながらソルさんが座っているソファー席の隣に座り、

ひたすら恐怖で押し黙っていた。
背中越しに突き刺さるソルさんからの視線が痛い…。
私はその鋭い視線と合わないように死に物狂いで回避していた。

そ、そりゃあ…！！ソルさんに申し訳ない気持ちが無かったと言ったら嘘になります！！
でもっ！！全てソルさんにおんぶに抱っこじゃ、

その内「そんなもんか」とか言われて飽きられて捨てられたりでもしちゃったら…

そんなの絶対洒落にならないじゃないですかぁああ！！
だから、ソルさんのお役に立てるようにと、一緒に旅に出る為の資金が欲しかったんですっ！！
でも、どうやって短期間で沢山お金を稼げるか悩んじゃって…。
かつて、お母さんの命令で潜伏していた期間に知り合った夜の世界のお姉さん達は

凄い額を一晩で稼いでたなぁって事をふと思い出して、私もやってみようと思ったんだけど、

性行為は本番ありだと性病とか妊娠とか色々怖かったし、でも此処ならおっぱい触らせるだけでお金稼げるみたいだから、

まぁいっかー！！って、そんな軽いノリで始めちゃったんだけど…。

…ま、まさか…っ！？…そっ、ソルさんがっ！！…このお店に来られるなんてえええ゛ッ！？！？


「おい、エルフェルト。」

「ふぁッ、ふぁい゛っ！！？」

「…御託は聞かねぇ。テメェの事だ…。只胸触らせただけで金が入るだとか、そんな馬鹿げた理由を宣うだけだろうしな。」

さっ、さっすがソルさん！！ものの見事に見抜いちゃってますぅううう！！！！（汗）

「そっ、ソルさんこそっ！何でおっぱいパブに居るんですかっ！？

…も、もしやっ！？私やジャック・オーさんのおっぱいでは飽きたらずっ！？」

「テメェそっくりなヤツが看板に載っていたからだろうが…」

何やら、小声でボソッと語ったソルさんの目がひたすら泳いでいる……。

「そ…そう、だったんですねー！？…そ、それなら仕方が無い…ですよねぇ…なーんて！！」

あっ、あはははは…！と笑う私の声はブース内に虚しく響き渡った。

「ど、どうします…？一応時間制限まだまだありますし…私のおっぱい…揉んでみます…？」

そう冗談めかして、仕事用のバニーガールの格好で谷間を強調しつつソルさんの近くにまで寄れば、手を引っ張られ、

その勢いで腰辺りの背中に腕を回され掻き抱かれる。

あまりにも余裕が無さそうなソルさんの視線が鋭すぎて私はつい慌ててしまう。

「そ、ソルさんっ！？…わっ、判ってるとは思いますがっ！！此処だと本番エッチは出来ませんからね！？」

私をソファーに押し倒し、今にも眼孔鋭く息を荒げて襲い掛かろうとしていたソルさんを慌てて引き止める。

「此処で出来るのはおっぱい触るのと、これはキャストの女の子が許せばですが、キスくらいなら…

お店的にも大丈夫かなぁ？って感じで、下触ったら即退場ですし、

ブースの天井に監視用の法力カメラありますから、お願いですからっ！！はっ、早まんないで下さいねっ！？」

私の必死の訴えに、ソルさんは一度だけ大きな舌打ちをして、改めて私の身体を持ち上げて、膝上に股がされて乗せられる。

「そ…ソルさん…？」

無言で私の顎を掴み、下唇をソルさんほ親指でぎゅっとされたと思った瞬間、思い切りディープな口付けをされて、

私は思わず目の前の胸板をバシバシ叩いてしまっていた。

「…何だ？鼻で息する事忘れたのかよ？」

「ちっ、違いますっ！！…ソルさんはっ、いつもっ、いきなり過ぎるんですよぉおおっ！！！」

「キスは良いんだろ？今テメェがそう言ったんだろうが。」

「そ、そうですけど…、私、此処のお店だと、お客様には絶対におっぱいしか触らせていないので、

その…カメラの前でこんなエッチなキスするのは初めてですし…そ、そのっ…！…はっ、恥ずかしい…というかぁ…！」

ソルさんの膝上に乗りながら、羞恥のあまり顔を伏せて自身の両指をイジイシと弄り倒し、モジモジしてしまう。
そんな私の態度にあからさまにイライラして舌打ちしているソルさんのに、

肩をビクつかせて涙目で見つめれば、罰が悪そうに舌打ちされ、

「不特定多数に胸揉まれてるっつう事実を恥と捉えてねぇ時点で手遅れだろうが！」

と、強い口調で説教されてしまった。

「えっ！？…そっ、そうなんですか！？

…私、色んな男性と結婚を前提にお付き合いしましたけど、流石にキスと性交渉は、

結婚した後、心から愛し愛された旦那様と…っていう想いがあったんです。
でも、どうしてもお付き合いをさせて貰った殿方全員、どなたも結婚前に私と性交渉したがって、

出来ないならせめてこのおっぱいだけでも揉ませてくれ！！っていう方が圧倒的に多かったんですよね…。

ですから私、おっぱいを触られる事にそんなに抵抗感が無いというか…。

…お母さん的にも、私の下半身の貞操さえキチンと守られるなら、上半身は何されても良いって言ってましたし…」

しどろもどろに経緯を説明すれば、ソルさんは如何にも頭が痛いとばかりに

ヘッドギアを着けている額に手を置いて渋い表情を浮かべている。

「…エルフェルト…テメェは初っから性教育を学び直せっ…！！
……まあ…いい…。お前が此処で働くのは今日までだ。さっさと出るぞ。」

そう言って私の腕を掴みソファーから立ち上がらせてくれたソルさんに慌てて首を振った。

「ええ！？それはダメですっ！！契約書に最低限１ヶ月は働くって項目にサインしちゃいましたし！！」

「安心しろ、そんなもん覆させる方法なんぞ糞程有りやがる。」

「でもっ！折角働いたので、今まで働いた分のお給料だけはきちんと貰って帰りたいですっ！！
せめてお店の終了時間まで待っては貰えませんか…？」

「ああ゛！？そいつが何時間後かは知らねぇが、待たされ過ぎて干からびたジジイになっちまうだろうがっ！？」

「で、ですが…、他の方からも指名入ってるみたいですし…、多分お店の営業時間終了しないと…。」

「……面倒くせぇな。テメェは此処で待ってろ。」

「え？何処に行くんですか！？」

「何て事はねぇ…。勝手に競りに出された己のモンを、力ずくで取り返しに行くだけだ。」





◇◇◇◇◇





「お、お帰りなさい…、あの…？」

「エルフェルト、テメェのこの後の指名は、全部俺の相手だ。それで奴らを無理矢理黙らせた。」

「へっ！？…ええっ！？」

「さっさとテメェを連れて此処を立ち去りたかったんだがな、給料を盾にテメェに辞めるな。だとよ。

そんなもん、奴らが１日で稼げる筈もねぇ現ナマで叩き潰してやったが、

テメェが働いた分の労働賃金は此処を出る際に回収する手筈になっている。

…ったく、次からはカタギの仕事にしろ、いいな？」

「は、はい…。…あの、そしたら、営業時間終わるまでどうしましょうか…？まだまだ時間ありますよ…？」

「そんなもん、決まっている。“据え膳食わぬは男の恥”っつうしな。」

「え？どうゆう意味なんですか？」

「かつての日本（Japanese）での先人のジジイ共の諺（ことわざ）だ。

“女のほうから言い寄ってくるのを受けないのは男の恥”って事だ。」

「そ、そんな事を人類の先人たちは言っていたんですね…！

って、ソルさんの場合はだいぶ自分に良い解釈している可能性がありますよっ！？
いいですかっ！？もう一度言っておきますねっ！もう辞めるとしても、まだ私は此処のお店で働いてる従業員なんですっ！！

法律での決まりがあるので、お店のルールにだけは絶対守ってくださいね！？私…警察機構にだけは捕まりたくないです！」

「面倒くせぇな。…俺は今物凄い欲求不満だ。テメェが他の野郎に胸触らせてると知っただけても胸糞悪ぃのに、

店のルールはキチンと守れだと！？…エルフェルト…。此処を出たら…覚悟しやがれ…。」

ソルさんからのドスの効いた声に、私は思わず肩を震わせたのだった…。






◇◇◇◇◇






先程のやりとりから、もうどれくらい時間が経過したのかわからない…。　

私はと言えば、ソルさんに長い時間ずっと、私の両方のおっぱいを揉まれながら

両方の乳首を同時にコリコリとこねくり回され、思わず気持ち良すぎて半開きになっていた無防備な唇や舌を貪られて…

ひたすらディープキスをされ続けていた…。
互いの舌をジュルッ、ジュルと吸う態とらしい音が、余計にエッチな気分を掻き立てていってしまう。

あっ、あっ、らめぇ…♡
おっぱいっ！おっぱいの先っぽ…きもちいぃ…♡
きもちいいよぉ…♡♡

そんな事しか脳内で考えられなくて、思わずモジモジと体を擦り合わせてしまう。

ソルさんの太股の上に私は座り、端から見たら、入ってるの？？と突っ込みを受けそうな体制でずっと

互いの唇を貪っているからか、何度かウェイターさんがチェックの為に覗きに来たりしていたけど、

互いに衣服を着たままなので、何事も無くウェイターさんは部屋を後にしていった。　

Gパン越しからでもわかるソルさんの下半身の高ぶりに、私は無意識に下着の上から自分の良い所を当てて、

ソルさんの固くて熱い所に、自身のえっちな穴の入口を下着越しにグリグリと擦りつけてしまう…。
腰を動かす度に…くちゅ、ぐちゅ、と愛液が溢れた音かして、どんどん焦れてたまらなくなる。
ソルさんの目を見て「…お…く♡…おく…っ…が…っ♡もどかしい…の♡♡」と半泣き状態で訴えてしまう。
何時もなら、私がこんな状態を見て、興奮して悦んでる筈のソルさんまで、焦れた表情を浮かべて、

「エルフェルト…っ、クソっ、黙ってろ…っ！！」と切羽詰まった声を絞り出すように、短く吐息を繰り返していた。

「…テメェから挿入（いれ）るなと散々宣い、俺のモンに散々擦りつけて奥が欲しいだとっ！？

…やってくれるじゃねぇか…」

「だって…っ！！、おっぱいギュッとされるの…きもちいい♡…きもちいいのぉ…ッ♡
…ヤダッ♡…しょれっ！？…んんんんん゛ぁ゛ッ♡♡♡」

先端部よりちょっと外れた乳輪と乳首の付け根の部分をギュッとされ、

両方の先端部を両手の両指の腹で絞るように揉みしだかれたり、摘ままれたり…、
その刺激に慣れる頃に、私の唯一の自慢である柔くて大きな乳房を鷲掴みされて揉みしだかれ、

その揉まれる流れで乳首をキュッと摘まれれば私の身体はブルルと震え、無防備に口を開けて、

はしたなく声を出すのが止まらなくなる。

耳元で聞こえてくるソルさんの興奮している荒い息遣い。
乙女の恥ずかしさとか羞恥心とかが、おっぱいの先端部を弄られる気持ち良さに全部上書きされていって、

私は自分で積極的にソルさんの頬に指を這わし、無意識に此方から舌を出して、激しい口付けをしていく。
互いの唇や舌を貪る際の如何にもな下品な音か二人が座ってるブース内に響き渡っていた。
言葉にならない言葉で、私はひたすら脳内に湧き出る言葉を呟きながらソルさんと、

ねっとりと絡み付くようなキスを幾度も繰り返していた。


「んんっ…あ……ソルしゃ……ん…♡」

「はあ…っ、……ん、んっ、…あ…はぁ…。らめ…　先っぽ…もっと、ソルしゃんの指でいぢめてくらさ………ん、んん゛ッ♡♡」

「…あ゛…はぁ゛ッ！！しょれ……ら…め…なんれずぅ…ッ…♡
わたしぃ…！！おっぱいだげでッ…！！…おっぱいだけで…ッ……い゛…イ゛ッ…グぅう゛ぅーーっ！！！！♡♡♡」


この様をカメラ越しに誰かに見られている状況と、あまりにも快感に的確な気持ち良い刺激。

おっぱいだけの刺激で私は頭が真っ白く飛んで、そんなつもりはなかったのに、思いっきりオーガズムを感じた後、

一人、ソルさんの膝の上で暫く放心状態だった。


「…エルフェルトッ！！！此処を出るぞ…！！！」

急に大声で叫ばれてびっくりしていた最中、私の身体はソルさんの肩に荷物のように持ち上げられ、

うむをも言わずにブースから運び出されてしまう。
入口に刺しかかり従業員達がソルさんに何か警告やら脅し的な言葉を投げかけるも、

ソルさんの殺気立った凄みと先程積まれた現金に言葉を失い、最後はすんなりと通してくれた。
お店を出た入口から近くの裏路地に私は連れ込まれ、そのまま乱暴に地面に下ろされる。

私はなんとか受け身を取りながら、ソルさんに抗議の声を上げた。

「そ、ソルしゃんっ！？…、まだ時間っ！！時間残ってたのにどうし…！？」

そんな私の言葉は煩いとばかりに唇で塞がれる。
でもそれだけならまだ良かった。

バニースーツのお尻のＩラインのクロッチ部分をズラされ、秘部の入口近くのあみタイツをビリビリと破られる。
そして目の前のボロボロの壁に私の手を置くように促された。
まさかと思い後ろを振り返ろうとした瞬間には、ソルさんの硬くそそり立った肉剣が私の膣口を一気に貫き、

私はいきなりの挿入の痛さによる生理的な涙を思わず浮かべてしまっていた。

「…っ…は………。あ゛…っ！？…だ、ダメっ！！…こ、此処だと、色んな人にみ、見られ…っ！！！」

「…テメェは…っ、先程も店の奴らにモニター越しに散々見られてヨガりまくってたじゃねぇか…。
他人に見られ、興奮し、俺に寸止め食らわしながら興奮してたじゃねぇかよ…ああ゛！？」

「ち、違っ…！！、あれはっ、お仕事れすもんっ！！おしごとだからぁっ！！！」

「仕事と表して不特定多数の野郎共にテメェの胸さらけ出し、揉まれ、舐められ、その様を見られるのが好いって事かよ。
だったら、大衆の目があるこの場所でだ、いつもヨガってやがる俺のブツを奥まで突っ込みアクメ決めれば…

エルフェルト、テメェは天国にもイケるだろ。」

「そっ、そんなので天国に行きたくありませ…っ！！！
…行きたくないっ…、イギだぐないのにぃい゛♡♡♡」

私が涙目で声を荒げて騒いでいる最中にもソルさんのモノが最奥の子宮の入口付近をコリコリゴリゴリと甘く刺激してくる。
私は声を出さないように唇を噛み締めて必死に耐えるも、所在なさげな私のおっぱいを容赦なく揉みしだかれ、

ツンと突き出した両方の乳首をギュッと摘ままれた。
強く摘ままれた後、ささくれ立った指の腹で張り詰めた乳首をクリクリと弄られ、同時に

ソルさんのそそり立った硬くて大きいモノが私の膣奥に容赦なく突かれると、

脳内は気持ち良いばっかりで示し初めて面白いように快感に飛ばされ、私はいつの間にか声を荒げて、

かつて無い程に激しくイキまくっていた。

｢…っ、ぁ…はぁ…っ、はぁあ、んっ、んっん゛ん゛ーっ♡♡
…っは、あー♡　……っひ、んぁ、ぁあ゛ー♡♡…あ゛ぁっ！？ …しょ…、しょこぉはッ、らめ゛ぇえ゛ッ…！！
まっ、…また…ぎぢゃう゛っ♡　ここで、イき゛たくな゛ぃ…いい゛♡♡♡　
やッ、やだっ！！…まっ、…だめ゛っ！！…やめてくだざっ…♡
またっわたしッ！？…ぎ、ぎもぢよずぎてっ…♡♡あだま、お゛かしぐッなぅ゛う゛ぅう♡♡♡♡♡」

意識が飛び、ビクッビクっと痙攣を起こして寄りかかっていた壁から崩れ落ちそうになっていた私の身体を

抱き締めるように支えられる。

夜の繁華街に高々と恥ずかしげもなく響く私の嬌声を止める為に唇を塞ぐソルさんの姿。
お互いの荒い鼻息や、私の塞がれた嬌声か口内に生々しく響き渡り、

その耳姦で、ソルさんの高ぶりをくわえ込んだ私の膣奥がギュッギュッと絞まってるのを感じ取る。

「…ッ………、…ふーッ……！」

私からのトドメの締め付けに、眉間に皺を寄せた後、歯軋りをしながらソルさんは私の膣奥に欲望を吐き出した。
普段のソルさんだと滅多にしてくれない、ギュッと強く、まるで私を閉じ込めるかのように抱き締め、

そして零した涙も唇で貪り舐め取るように頬に舌を這わされた後、優しく頬にキスをされた。
前に、幾度となく交わった夜にほんの数回、同じようにされた事が気になり、ソルさんに直接聞いてみれば、

覚えてなかったらしくて、物凄く嫌な顔をされながら「テメェの妄想だろうが」と一蹴されてしまった。
でも…ほら！…やっぱり私の妄想なんかじゃなかった。
私の中に欲望を吐き出してる時のソルさんは余りにも無防備のまま、ギュッと愛おしそうに私を抱き締めてくれる。

今回の事を忘れないで欲しくて、私からソルさんの唇に口付けれは、そのまま、もつれ込むような流れで口付けに没頭し、

ちゅっちゅと、互いに口付けに夢中になって貪り尽くす。
そんな最中、ふと、色んな好奇の視線を感じて、私はびっくりして固まってしまった。

ぅええええええ！！！そうだったぁああああ！！！

此処、外だったぁあああああ！！！！！

私からのディープキスにもう一度スイッチが入ったらしきソルさんの頬を思いっきり叩く。
夜明け寸前の青白い空に、気持ちいい程の音が鳴り響いた。

「…っ、テメェ…！！」

「あっ！？ちょっと強く叩き過ぎましたっ！ごめんなさいっ！！
でも此処は外ですっ！！なんか明らかに夜のお姉さん達にジロジロ見られてますぅうう！！！！」

必死に野次馬の用に此方を伺っている好奇心旺盛なお姉さん方の方に私は必死に指を指して、だから一度離してください！！

と強い口調で訴えれば、ソルさんにはしぶしぶ私から離れてくれた。

「…テメェからの口付けで、第２ラウンドのゴングか鳴っちまっただろうが」

「ダメっ！！…この場所ではこれ以上はダメですっ！！…お姉さん達の視線が気になりますし…」

そいつは今更だろうがと言いつつソルさんは周りの夜のお姉さん達からの好奇の視線に鋭くガン飛ばしながら、溜息をつく。

「今更なんかじゃありませんよっ！！確かに人目はもう手遅れかもですがっ、

このままお外で致すのは良くありませんっ！！不衛生ですしっ！！」

「煽ったのはテメェの方だろうが 」

「煽ったも何も、始めに私が止めていなきゃ、あわよくば店内で最後まで致そうとか思ってたじゃないですかぁああ！！！

しばっくれないで下さいよっ！！」

私からの指摘に、眉間に皺を寄せて舌打ちして顔を背けるソルさんに、

全く…この人は…油断大敵です！と思わず睨み付ける。

「エルフェルト…テメェも、随分と大口叩けるようになってきたじゃねぇか…」

「大口って…！？私はただっ！あのままお店で最後まで致しちゃってお店側に通報されたり、

今この瞬間だって！そこのお姉さん達のどなたかに通報されたりしちゃったら、

私達、警察機構に連行されちゃうんですよっ！！最近は、段々取り締まり厳しくなってきてるんですから！！」

「…知るか。店の奴等もこの野次馬共も、同じ穴の狢じゃねぇか。こいつらがサツ呼ぶとは思えねぇ」

「そこのお姉さん達全員が全員、夜の違法なお仕事してるとは限らないんですよっ！！
…ソルさんはお忘れですか！？…警察機構は第一連王様であるカイさんの管轄下です。

つまり、もしソルさんが風俗営業法違反で捕まる事があれば、そうですね。この世界に置いての影響力が強い

重要参考人であるソルさんは、カイさんが直々に事情聴取する事になりますよね。

私も参考人としてカイさんに事情聴取される事になりますし、そうしたら、ラムやシンに心配かけちゃうし、

ディズィーさんやアリアさんに懇々とお説教される事間違い無しなんですよぉおおッ…！！！
でも、いいんですっ！仕方がないんですっ！！ソルさんがどうしても、

この裏路地で私と性行為の続きを致したいという願いがあるのならっ、私は…私はっ！！

甘んじてそれを受け入れますッ！！」

散々まくし立てた後、私はもう諦めるかのように、全部受け入れる覚悟で、さぁ！来いっ！！

とばかりに両手を広げて、ソルさんを見つめ続けていた。
（言いたい事全部言い切った！後は愛する人を包み込んで受け入れる度量だけよっ！！エルフェルトっ！）
そう覚悟を決めて数分、なかなかソルさんが向かって来ないからか、私は段々恥ずかしくなって、

頬が熱い事を自覚しながらも、視線を反らせずにひたすらソルさんのお顔を見つめるばかり。
そんな私の様子に、初めは固まりつつ、そのうち、顔に掌を置いて、ソルさんは深い溜め息をついた後、

「………。エルフェルト、さっさと他に行くぞ。」

そう、一言言い放って、私の腕を引っ張り歩き出す。

そんなソルさんの態度に、緊張状態から解放された私は、思わず涙目で、

後ろからソルさんをしがみついてギュッと抱きしめてしまう。

「…良かったーっ！！ソルさんが判って下さって！！私っ、私っ！！とても嬉しいですぅうううっ！！！」

余りの嬉しさにうわぁああああ！！！と激しく泣き喚く私に、うざってぇ！！と言い放たれた後、

ソルさんに無理矢理抱きかかえられ、そのまま、私達は夜の街を後にしたのだった。








◇◇◇◇◇








この一連の出来事は、このイリュリア近辺の夜の街においての格好の酒の肴と化してしまった。

その噂の的の男の醜態を事細かく見つめていた売女達は、客である賞金稼ぎ達から

その男がイリュリア第一連王カイ・キスクと共に慈悲無き啓示から世界の危機を救った

軍神と呼ばれる伝説の賞金稼ぎだった事を知り、

それから後にその噂は尾鰭が付き、イリュリア近辺だけではなく、世界中の夜の世界へと広がって行った。

その噂のせいなのか、軍神の愛人と噂されていた女性が働いていた例の『おっぱいパブ』は大盛況になり、

店のキャストは尚の事、そのパブ近辺で客引きをしている売女まで、

その伝説のキャストを模した雰囲気の女達で夜の街は暫く溢れかえっていたという。

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​↓おまけ漫画

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