DORAGON
DOES
HISUTMOST
TO HUNT
RABBITS
D
oragon
rabbits
&
R
MAIN NOVEL
GGxrdのソル×エルフェルト小説です(連載中)
GGxrd REVELATORのネタバレとオリジナル設定があります。
苦手な方は閲覧注意してください。
REVELATOR2アフターストーリーとは若干のズレがあります。
ソル×エルを軸に、ちらほらソル×アリ(オー)描写、アリ(オー)×エル描写、
シン×ラム描写、カイ×ディズィ描写あります。
ほんの少しですが、レオ→エル描写がございます。苦手な方はご注意ください。
スマホゲーム、ラストピリオドコラボのストーリーモードでの
ジャック・オーがエルフェルトを呼ぶ名称と、MAIN NOVELでの呼ぶ名称が違います。
1.それが彼らの為になる
そんな甘美な言葉に囚われて。
出来れば僕について来て欲しい、それが、“彼らの為になる”。
迷いも無く発せられたその言葉。
私は疑いもせずに彼からそっと差し出された掌を無意識に掴んでいた…
“彼らの為になる”。そんな甘美な言葉に囚われて…
3.例え身体が分かつとも彼女は著しく“彼女”だった。
「その台詞は、ソルさんがアリアさんを強く想っていても離れ離れになってしまう運命から逃れられなくて、
最後まで足掻き続けた想いからの言葉だったんですね…。」
胸がきゅうってなりました…。
涙が、溢れてきて…。なんて、なんて…深い愛…なんだろうなって…!!
そういいながら涙を溢すエルを私はそっと抱きしめた。
⇒Extra story
R-18
5.些細な日常が“あの日”を思い出させる。
「これは私の予測的観測だけど…エルがかつての私、“アリア”の恋心だ、って知った後のあなたの方が…エルに対しての“当たり”が強くなった気がするんだけど…これは私の気のせいかしら?…それとも私がアリアであるからこその勘違い?都合の良い解釈?
あ、…いかにも面倒臭いって顔してるわね…。」
「…わかってんなら、聞くな。」
⇒Extra story
7.心の境界線の定義。
「まだ救いなのは、あなたが本気でフレデリックの事を愛してくれた事ね。あなたが彼の事を愛してなかったら、
もっと悲惨な事になっていたかもしれないもの。
私も辛いだろうし、フレデリックも辛くなる。その内私の身体が彼の相手をする事が難しくなったら。
私の代わりにあなたがその役目を担う事になるのは予測出来るもの。
最終的な結果が同じなら、良き感情を良しとする方が良いのよ。」
R-18
9.恋し乙女、酒に呑まれて想いを零す。
アリアさんに生きてて欲しかったんですよね!?生きる事を諦めて欲しくなかったんですよね!?
それの何が間違ってますか!?自分が一番大切な人を失いたくない!それの何処が間違ってるっていうんですかっ!!」
「エルフェルトっ!…黙れ!!」
「いいえ黙りません!!結果的にアリアさんが“ああ”なってしまったから、あなたはギアを憎み、自身を憎み、
カイさんに出会うまで、 自分が生きてるか、死んでるか判らなくなってるような生き方しか出来なかったんじゃありませんか!?
何故、もう一度“そこ”に戻ろうとするんですか!?
もう…自分の事を許してあげてください…許してあげてくださいよ…っ…」
⇒Extra story
R-18
11.契約の石、それは愛故かそれとも呪縛か。
…これは愛なんかじゃねぇ。強いて言うなら、独占欲。
己が過去に拗らせた…選択の過ちの選び直しって奴だろ。
そんな男に捕まっちまうなんぞ、ヘビィ過ぎるにも程があるだろうが…。
そんな事を思えば、
「またまたーそんな事言っちゃって!今更手放す気もない癖に。」
笑顔でそう論破しやがったジャック・オーの姿が脳裏を過る。
ったく…“アリア”、テメェは相変わらず鋭くて五月蠅ぇ。
エントランスホールの窓際に駈けていくエルフェルトの姿を見つめながら、思わず眉をしかめ笑みを浮かべた。
R-18
13.不純な動機が常識を覆す。
「なるほど…それほどの性欲…いや、ギア細胞によるあらゆる飢えによる侵食が原因って事でしょうか…。
前の貴方は、噂によればギアは勿論、犯罪者といえども相当の人間を葬っている筈…。人を殺す事を見知った者は、その快感に溺れてしまう事が多い。それこそ性行為なんぞ目にも入らない程に…。貴方もてっきりその類の者かと色んな噂にて感じていたのですが、
…“何か”が貴方を引き戻し、貴方の手を救いたがっている。……。
解りました。このファウスト、貴方のこの研究、協力は惜しみませんよ!細胞法力学に置いては、私の右に出る者はそうなかなか居ませんからね!」
R-18
15.リリンはリリスの身代わりに、アダムと闇へ堕ちていく。
バケモンに成り果てた姿を隠す様に人里から離れ、身を隠し、裏の世界に呆気なく転がり堕ち、心まで闇に染まっていったあの頃の、掻き毟る様な怒号にも似た己自身に対する吐き気を催す程の嫌悪感。地をのた打ち、這いつくばった過去の日々…。
「忘れてぇのか?エルフェルト、テメェが今抱く罪悪感、自己嫌悪…。総て忘れ去りたいのか?と俺は言ったんだ」
「そ、そんな事…」
出来るんですか?強張る唇から、発せられた微かな音で、コイツが言いたい事なんぞ伝わって来やがる。
「一時凌ぎだがな。だが、テメェが望むんなら、とことん忘れさせてやる」
戸惑う目の前の奴の頬に、己の掌を沿わせる。
強張る唇に親指を滑らし、そのまま頬に流れる水分を拭った。
2.献身的な愛は自己犠牲と良く似ている。
『エルフェルト?それが貴女の本当の幸せなの?』
どこからともなく、声が聞こえる。
それは、とても見知った声で、私は声の聞こえた方向の空間を見上げた。
その見上げた空間の歪みから、アリアさんが飛び出し、
それに続いて泣き腫らした顔のラムと、いつになく怒った顔のシンの姿、
…そして今一番会いたくて最も会いたくなかった…
ソルさんの姿を確認した。
⇒Extra story
R-18
4.男は欲から女は心から愛を貪る。
「あ…いえ、でも…もしかしたら…私の滞在的な本能の中に、子孫を繁殖したいっていうプログラムが、お母さんの手で書き込まれている可能性があるのかもしれません。だから、気になるのかも…しれません。」
「俺はギアだ、それ以上でもそれ以下でもねぇ。エルフェルト、お前も知ってんだろうが、俺は今まで容赦無くギアを狩ってきた。そんな奴がどの面下げてギア繁殖しようってんだ?テメェを抱いちまってる時点で、言い訳にすらならねぇがな…。」
⇒Extra story
R-18
8.シーツの狭間の情景を匂わせる少女。
私の口ぶりに眉を潜め、私の方に振り向く視線に目を合わせながら、ちょっと背伸びをして、彼の耳元でその“お願い”をくちづさむようにつぶやいた。少し驚いた表情と、その際に見開かれた目…。
私はドキドキしながら返事を待てば、彼からの否定の言葉…。
どうして…と無意識に呟いた私の言葉に、
その理由はいかにも彼らしくて合理的で、それゆえに取り繕う隙間が無くて…私は言葉を失ってしまう…。
まるでそれは、私との関係は“そんなもん”だと、“勘違いするな”と、彼から言われてるかのようだった…。
10.遺伝子は恋を導く方程式か否か。
「家族の情か、恋か、二つを区別する定義は確かにある。」
「ソイツはなんなんだよ?」
「相手の全てを“欲しい”と思うかどうかだ。独占欲、ソイツの視界に入るモン全て、己で満たしたい。他の奴を視界に入れるなんぞもっての他だ。
笑顔、言葉、想い、身体、何もかも、己じゃねぇ他の奴に向けられる事すら許せねぇ。そんな世界なんだよ。」
「ソルっ!それは…まだシンには早いだろうっ!?」
「カイ、テメェは黙ってろ。お前に身に覚えが無いとは言わせねぇ。
生物には欲がある。特にシン、お前はギアだ。目覚めれば人間なんかじゃ比べもんにならねぇ程の生理的欲求に苛まれる事になる。
お前にとっての“恋”は、エルフェルトが言うような夢見事だけじゃ語れねぇんだよ。」
12.飴と乙女と唇と。
おい…マジかよ…!?
エルフェルトの口を遠慮なく貪り食うジャック・オーの姿。
暫くエルフェルトの口内で飴を探しているのか、コロコロと鳴る音と、舌が絡み合う音らしきものが耳をかすめる。
やっと見つけたらしき飴を奪った後、ジャック・オーはエルフェルトから身を離し、「エル、ありがとう!助かったわ…少し遅れてたら手遅れだったかも!」などと、先程の子供寄りな声から大人の声色に変化させながら語っている。
14.無知な慈愛は
少女を哀しみに突き落とす。
「だって、この子は今まさしく命の危機なんですよっ!!思い入れも何も…それどころじゃ…!!」
「ハッ…命の危機だと…!? 笑わせるぜ…。
その餓鬼は、まだ自分で歩ける。飯も食える、テメェの腕の中で、寝る事だって出来てるだろうが。
…地雷にやられて脚が無い。ギアを大量殲滅する為の殺戮法力により目が見えなくなる。口も開かなくなる。常に爆風で、眠る事すらままならねぇ…。
エルフェルト、お前の腕で安らかに眠る餓鬼は、今、本当の地獄ってヤツか?」
ソルさんの闇を含んだ冷徹な眼差しが…私の懐で眠る男の子に容赦なく降り注ぐ…。
SHORT SENTENCE
COMIC
ソルエル&カイデズのラフ描き漫画。未完成です。
このMAIN NOVELの話が軸になっております故、ソル×エルフェルト描写が色濃いです。ノートと鉛筆の殴り描き漫画にて見辛さMAXになります。
MAIN NOVELのネタバレがあります。
My ship in Five Minutes
5分で説明するまーみーまん解釈によるソル×エルフェルトです