※再起の日以降法力が取り入れられた世界。ギア細胞が生まれた経緯は本篇と一緒。
※フレディさんとあの男さんがアリアさんの意思（フレデリックに看取られて逝きたい）を尊重した世界。（if）
※そうなればカイとかはまた生まれて無い筈なんですけど、あくまでもパロディとして捉えてください。

フレアリあの男さんみんな20歳前後くらい妄想。アリア、本篇と同じようにPT感染症発症。本篇と同じく、

病気を治す事より孤独になる事を恐れる。
フレデリックはアリアに生きるように説得すべく、あの男に騙された形ではなく、自らギア細胞の移植手術をして、
ギアのプロトタイプになる事を選ぶ、が、アリアはそれでも首を立てに振らなかった。
理由はこの頃には既にディズィーを身籠っていた事を把握していたから。
（人間としてディズィーを産んだので、ディズィーは人間として産まれてくる。それか、ギアになったフレディとの間の子供で

ハーフギアな設定でも良い。）

①フレはアリアと今生の別れをする。アリアはディズィーを死に物狂いで産み、フレデリックに託して亡くなる。
フレはその遺言通りにディズィーを男手一つで16歳まで育て上げる。

②ディズィーが16歳という若さでカイと出逢い、瞬く間に惹かれ合い電撃結婚。（勿論相当揉めた）一年後にはシンが生まれる。
フレデリック、40歳で祖父になる。（と言ってもギア細胞のせいでフレデリックの外観年齢は20代後半）

③シンが順調に育ち、6歳からスクールに通い始める（シンにギア細胞は無い、もしくは悪さをしてないので、成長は普通の子供のソレ）
そこで初めてヴァレンタイン姉妹ラムレザルとエルフェルトと出会う（ラム6歳、エル5歳）

④シン、ヴァレンタイン姉妹と仲良くなるにつれ、持ち前の感の鋭さで彼女達の表情に何かしら違和感を感じる。
姉妹が常に何かに対して怯えや恐れの感情を抱いている事をシンは見抜き、その事を自分の母親であるディズィーに相談する。
ディズィー、ほんの少しでもいいから姉妹達を此処に連れて来なさいと言う。
その後にヴァレンタイン姉妹は、ディズィー、カイ、ソルから、大人から貰える愛情の何たるかを知る事になる。

⑤忙しくてディズィーやシンになかなか構えなかったせいか、シンとカイの折り合いが悪く、
母ディズィーの計らいで、シンは一時的にフレデリックの所で共に生活をしていた。

※その頃には、フレデリックはソル=バッドガイという名で総合格闘技で覆面選手としてデビューし試合に出場。
（ギア細胞を押さえ込む為に闘争本能を何処かで発散しなくてはならない為.）
圧倒的な強さのヒール役選手として、全米で人気を博している。始めは只のバッドガイと名乗っていたが、

フレデリックを気に入ったとある名高い歴史学者に「ソル」というセカンドネームをつけて貰った経緯がある。

本人も割と気に入っており、こちらの名前で名乗り出る事も多々ある。

※エルがフレデリックの事を呼ぶときは「ソルさん」、ラムは「ソル」これはフレデリック本人がそう呼べと徹底させたから。

 

⑥シンはフレデリックの事をオヤジと呼び慕っていた。仲良くなったラムとエルをフレデリックの住むマンションに連れてきたりしていた。

⑦フレデリック、エルフェルトの顔を見てあまりにもかつての恋人アリアの面影が見て取れて驚愕。
気になり、ラムとエルの遺伝子とアリアの遺伝子を自身の所属する研究機関で検査、確認し、この二人とアリアが遺伝子上では親子。
二人共にアリアの実の娘と診断結果が出て驚きを隠せない。

⑧彼女らの母親をきな臭く感じ、フレデリックはアリエルスに会い、直接疑問をぶつける事になる。

⑨会った早々「アリアは元気か？」との台詞に、フレデリックは眉間に皺を寄せる。
「アリアは不治の病で亡くなった」と伝えれば、やはりそうか…。と何もかも知った風のアリエルスに不信感が否めない。
アリエルスの話によれば、アリアこそが実の娘だったが、私の調整教育に嫌気が指したあの子は家を飛び出して行った。
何処に居るのかは把握していたが、その内身体が持たなく無くなるであろう事は既にわかっていたので、ほっといたとアリエルスは語る。

アリアの遺伝子は優秀だったが、身体の脆さが弱点。その弱点を解消したのがラムレザルとエルフェルト。
この娘達は、アリアの遺伝子を使った試験管ベイビーなの！といかにも楽しそうに語るアリエルスにフレデリックは怒りを隠せない。
かつてアリアが、親の事を語りたくないと言ってた事、親元から逃げてそれからずっと天涯孤独だったの、と寂しく笑った表情を思い出す。
この時点でフレデリックは決意をしていた。ラムレザルとエルフェルトをコイツの元に置いてはおけない。この姉妹はいわばアリアの遺品。
アリアが生きていれば情が深いアイツの事だ、こうするに違いないと。

しかしアリエルスから彼女らの親権を勝ち取るには、彼女ら姉妹からの訴えが必須だった。
はじめは母親を信じたくて首を頑なに横に振る姉妹だったが、その内自分の母親が自分達を只の道具として捉えていた事を、

本物の愛情ってものをディズィーに教えられた彼女達は、親権の件について承諾。
ヴァレンタイン姉妹は後に二人共にフレデリックの養子となった。（ディズィーが義理の姉になることになる。）

⑩フレデリックの養子になった二人は、フレデリックが住んでる家に一緒に住むようになる。
ご飯事情は、二人が幼い内はフレデリックの娘であり、あらゆる家事のエキスパートであるディズィーがちょくちょく通い作ったりしていた。
その内ラムとエル二人が成長するにつれて二人で家事をこなすようになっていく。
エルがしょっちゅう掃除ついでにインテリアを勝手に可愛く装飾し、仕事から帰宅したフレデリックに怒鳴られるのは

割と日常茶飯事だった。

フレデリックは法力科学者と総合格闘技の選手の二足の草鞋で忙しく、家に帰って来る事は稀だったが、

しょっちゅうディズィーが子供達の様子を見に来ていたので、寂しくは無かった。

フレデリックは一気に仕事して一気に休暇を取るタイプらしく、家に居る時は一カ月単位で居る事も多かったが、
結局、自宅で法力学の研究のレポートとかを一気にやっていて、もはやそれは休みでは無かったが、
ディズィーのサポートとアメリカ社会ではベビーシッターを雇うのが浸透していたので、

（四六時中雇うとなると値段は破格だが、経済力での懸念は全くなかった）子供たちだけでも生活はしていける環境だった。

三人がミドルスクール通う頃には、ラムレザルもエルフェルトも立派に家事をこなせるようになっていた。
シンが大きくなるにつれて、カイとの誤解を解き（エルに説得されて）ミドルスクール入るくらいには二人のわだかまりは溶けていった

（それでも少しぎこち無かったが）

⑪ハイスクール時、シンは一気に背が伸びて、大人顔負けの好青年になった。（中はまだまだ少年）
 

ラムはあんまりコミュニケーションは得意では無いけど、博識な才女に（休憩時間はいつも本を読んでる）みんなには近寄り難い

ミステリアスな美少女として評判に。
エルも一気に成長期が来て、大人顔負けのスタイルになっていた。でも、顔は相変わらず童顔なのが本人の悩み。
そこは早く覚えた化粧でカバーしている。オシャレが大好きで、流行に敏感な女子に。

三人はほぼ常に一緒に居て、とても目立っていた。本人達はそんな事全く気にして無い。寧ろ気付いてない。
三人それぞれにファンクラブ的なものが周りの人達によって勝手に結成されてたりとかしてたが勿論三人は気づきもしない。

常に三人で居るから、誰もその輪に入れない。たまにシンとラムだけの組み合わせとか、シンとエルだけの組み合わせの時に、
周りが勝手にざわついたりしたが、本人達は至って何も感じていない。

⑫エルはクラブとアルバイトで忙しくなり、シンとラムと一緒に過ごす事が少なくなっていった。
シンは常に出来る限りラムの側に居た。
エル並みに社交性があり、いろんな人に声をかけられるシンがなぜ自分を優先するのかわからなくなるラム。
でも、そばにいてくれるのは嬉しい…。その事をシンに聞くと、「…それは、俺がラムが好きだからだよ。」とサラッと言い、
ラムも「そうか、それなら理由として納得出来る。」とlikeとloveの違いにまた気付かないラム。

「ま…今はそれでいいか。」と納得するシン。

⑬エルは少し焦っていた。早く大人になりたい願望。身体は見事に成長した。
女子力に全力を投じる彼女にとっては、それは嬉しい事だったが、街を歩いていれば、スカウトされるわナンパされるわ、

ストーカー行為されるわで、うんざりしていた。
スクールでも告白は常にされていた。でも、彼女は一切誰にもなびかない。一時期シンと付き合ってるんじゃないか的な噂が流れたが、
シンとエル本人達が真っ向から否定した。でも、エルが告白を断る理由は、「好きな人がいるから。」だった。

その好きな人ってのは一体誰なのか、一時期スクールで話題に上がる程だった。男子たちはこぞってシンに聞くも、

知ってるけど言えねーよと返される。でもシンから、オレも女だったら間違いなく惚れるね！と意味深な情報が飛び出す。

常に化粧をきっちりし、身嗜みを崩さない彼女の姿勢に、年上の大人の男性なんじゃないかって事で噂は終結した。
大学生か、それとも社会人か…。でも、彼女がそんなような人物と歩いてる姿を見かけた事がある人など居なく、
只の断り文句なんじゃないかって噂も絶えない。

エルのファンクラブの会員である一人の男子の証言によれば、彼女が大人の男性と一緒に歩く姿は、

彼女の父親らしき人物しか見かけた事が無いと彼は証言していた。

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