DORAGON
DOES
HISUTMOST
TO HUNT
RABBITS
D
oragon
rabbits
&
R
過酷さは彼女を
容易に笑顔に逃げさせていく。
R-18
「きゃっ!?そ、ソルさんっ!?」
いきなりソルさんの両腕で抱きかかえられ、そのまま、先程お借りしたパウダールームに二人で突入してしまう。
大きな鏡に、手洗い場と、アメニティをおけるように取られた場所は全て大理石の板でできていて、
私はその場所に座らされてしまう。
「あ、あの…?どうして…」
「…ったく、そうゆうつもりでお前を呼んだつもりは無かったんだがな………。」
「…え?」
「こんな暫く女なんぞ久しく抱いてねぇ枯れたジジイ焚き付けるたぁ…
…やはり血のせいなのかよ……。」
「…血って…?…あの…??…それに…ジジイって…?」
「言葉の通りなんだがな。俺には、もうとっくに嫁に出ていった娘とそいつが産んだ6歳の孫がいる。」
「…っ…えっ…はいっ!?!?、ええええええっ!?!?ちょ…え?…み、見えません!!
そんな風には見えませんよっ!?!?」
「外見がこうだからな、そりゃわかる筈は無ぇだろうよ。だがこれには色々事情がありやがる。
そいつに関してはちょっと企業秘密って奴だ。ま、エルフェルト…テメェとは一回り以上は歳違うだろ。」
「あ、あの…娘さんがいらっしゃるって事は…お、奥様は…?」
「娘を産んであっさりあの世行きだ。やたら元気な奴だったんだかな…。病魔には勝てなかったみてぇでな…。」
ふと遠い目をされたソルさんの表情に胸がチクンと痛む。
「あ、あの…… “血”、血って…もしかして…。」
…私はふと、ある一つの可能性を思い浮かんでいた。
私は…「お母さん」によって人工的に創られた存在で、まだ施設に残っている姉のラムと、
白衣とマスクをした大人達の間で育ってきた。
ラムは学力特化で育てられ、私は…お母さんからどんな目的の為とは一切教えて貰ってないけど、
最低限の学力を学んだ後、…技術と評して、男の人達の性行為の相手をさせられる日々を送っていた。
マスクで顔を覆われた男の人達…。幼い身体に容赦なく魔の手が伸びてくる…。
情も欠片も無くて只々身体の快感だけがきざまれていって、その内何も感じなくなって、
自分の感情すらもわかんなくなっていった。
たまに会えるラムとの日々が私をなんとか人として維持してくれた。
そんな日々に嫌になり施設内を逃げ回り追い詰められそうになった時、一人の女の人が私を助けてくれた。
女の人と言っても世間的にはまだ大人になりきれなくて少女の域を脱していない。でも、幼い私には立派な女の人で、
白衣を身にまとっていたから、施設の人かと思い身を構えていたら、私を施設の追っ手の研究員から匿ってくれた。
匿って貰えた彼女の個室の真ん中に、大きな鞄が置かれている。なんの荷物か聞けば、
「今から私は此処から脱出するけど、エルフェルト、あなたも一緒に来る?」
知らない人に私の名前を呼ばれて、とても驚いてしまう。しかもその女の人は、私の髪色、顔立ちが、
他人の空似と言い切っちゃうには憚れる程に似てる気がして…。
「突然ごめんなさい。でもあなたは、私の血を媒介にして創られた私のクローン。ある意味私そのものだから…。
私が此処から脱出した後は、よりあなた達に対する仕打ちが酷いものになる。
本当はラムも一緒に救いたかったんだけど、もうそんな悠長に構えてる時間が無いの。
エルフェルト。逃げるか残るか…今決めて。」
「…わ、私は…ラムを一人置いて此処を出る事なんて出来ませんっ…」
「…わかったわ。…もし、チャンスがあれば、ラムと二人で必ず此処から逃げて?…私からの最後のお願い…。
貴女達を守る事が出来ない情けない“姉”で本当にごめんなさい…。」
そう言いながら涙をこぼして私を抱き締めてくれる目の前の人の温もりは、とても、とても優しくて温かかった。
「あ、あのっ、…最後に、貴女のお名前聞かせて貰えませんか?」
「…アリア、アリアよ。エルフェルト。“またどこかで会いましょう”」
◇◇◇◇◇
「………奥様のお名前…もしかして、“アリア”って言いませんか…?」
ふと私が呟いた言葉に、ソルさんは物凄く驚いた表情をする。
「……っ、……、エルフェルト、お前…。」
ソルさんのお話によれば、アリアさんはソルさんと結婚して娘さんを産んでその時に亡くなったって事になる。
アリアさんが外に出て幸せに生きてこれた事実と、既に亡くなっていた事実…。
外に出て一番会いたかった人がもうこの世には居ない事実と、外に出て幸せに生きてて欲しいとずっと想っていた人が
幸せを全う出来てた事実…。
私は色んな気持ちでぐしゃぐしゃになって、ソルさんの前で無防備に涙をぽろぽろと流していた。
「…ご、ごめんなさい!また醜態晒してしまいました…。」
慌てて目を擦るように指を目元にやろうとした手首を捕まれ、突然頭の後ろを捕まれ、
ソルさんの胸板に顔を引き寄せられた。
「わぷっ!?…、あ、あのっ!?」
「暫くそのまま話聞いてろ。
…エルフェルト、テメェがアリアが生前散々言ってやがった未練って奴かよ。
クローン研究は、まだこの国じゃ国家レベルでの機密事項だっつうのによ。
…ったく、テメェらの母親っつうのはまさしくクレイジーだぜ。」
「…え!?な、なんで…っ!!」
「詳しくは言えねぇが、そっちの方は俺もそこそこ詳しいからな。
こんな生前のアリアの特徴出まくってるテメェがアリアと赤の他人なんぞ思わねぇだろうが。
…だから思わず声かけちまったんだがな。ま、クローンだとは流石にそんときゃ思わなかったが。」
「アリアさんが、一度だけ、施設で私を助けてくれて、その時のお礼したくて必死に行方を探していたんです。
まさかもうお亡くなりになってたなんて…。
でも、ソルさん見てるとアリアさんはきっと幸せだったんだろうなって思えてきて、嬉しくて…。良かったなぁって。」
「その言い方は、まるでテメェ自身の事なんぞ考えてねぇ言い草だな。エルフェルト、テメェの幸せはどうなる?
お前がアリアを懸念してたように、今から思えばだ、アリアは常にテメェら姉妹の身をずっと懸念していた。」
「…や、やだなあ! ソルさんったら!…私は…、施設に居たあの頃に比べたら…不幸って訳じゃないですよ!
寧ろ、今は幸せなんです! だって、こうしてお仕事させて貰えてて、そこそこですが知名度も上がってきて、
私じゃないとイヤだって仰ってくれるお客様もいらっしゃいますし!
……それに、こうしてソルさんにお声かけて貰えて、アリアさんの事も知れましたし…。
これで心お気なく仕事が出来るってもんですよ!」
これらはまさしく本心で、これでラムの為にももっと頑張ろうと自分に自分で言い聞かせた。
でも、私のそんな答えに、ソルさんは、いかにも頭が痛いとばかりに眉間に皺を寄せて私を見つめてくる。
「………チッ…、鈍いテメェには、身体で教え込むしかねぇってのかよ…。
…エルフェルト、さっきの続きだ。付き合って貰うぞ。」
「は、はいっ!?…どんと来いですよー!!」
先程抱き締められる前に座らされた手洗台の空いたスペースにもう一度乗せられ、そこでおとなしくしてろと事付をされ、
ソルさんが上に着ていたインナーをたくし上げて脱ぐ姿に思わず見惚れてしまう。
うわああああああ!? 脱ぐともっとすっごい!!!?
見事に綺麗についた筋肉の肉体美に思わず呆けてしまう。
私も慌てて自分の服を脱ごうとすれば、その手の動きをソルさんに咄嗟に止められてしまう。
「エルフェルト、テメェ何やってやがる。服脱がせるのが真骨頂じゃねぇか。」
「ええっ!?」
いいからそこでおとなしくしてろと言われるも、
後ろは鏡だし、上着を素早く脱いだソルさんの視線が近いしで、
私はソワソワ落ち着かない。
「…ソルさん、わたしっ、自分で脱ぎますっ!脱ぎますからっ!勘弁してくださ………っん…」
思い切り唇を塞がれるようなキスされて、私が言葉を飲み込んだ後、軽く触れるようなキスをされる。
「…人の愉しみ奪うつもりか?」
あああ、冷静に考えたら、ソルさんの要求はもっともだったあ!!
恥ずかしすぎて、挙動不審になってる今の私は、とてもエスコートガールをしているとは誰に言っても信じて貰えない。
「エルフェルト、腕を上げろ。」
言われたとおりに腕を上げればノースリーブのニットシャツを上に捲くられ、そのまま上に脱がされる。
下のハイウエストのショートパンツも同じ容量で、腰を上げろと言われて言うとおりにしたら、
あっという間に脱がされてしまった。
今日は赤いレースのみのブラジャーとお揃いのショーツとニーソックスを止める為につけていたガーターベルト。
ベルトの部分のみニーハイを止める為にショートパンツから見えても良いデザインを選んである。
全てシルクのレースのみで作られてて、私の胸のサイズってなかなか無くて、これは特注品だった。
「あ、あの…此処、背中とお尻がひたすら冷たいんですが…」
暫く黙っていたソルさんに訴えてみれば、荷物のようにひょいと持ち上げられ、ソルさんの肩に私の腰が丁度乗る形になる。
落ちないように太腿の裏辺りを片手で固定されて、少し食い込むように掴まれたからか、身体がつい反応してしまった。
「そ、ソルさんっ、こ、この態勢…怖い!」
落ちる!落ちそう!と騒ぐ私の声を全く聞こえて無い風のソルさんが気になり、
チラリと振り向けば、その視線は向かいの鏡にバッチリ写った私のお尻にあった。
「…すっげぇな、まさかテメェの性格で、こんなもん拝めるとは思わなかったぜ。」
ソルさんからの感嘆の口笛に私は余計に恥ずかしくなって、ソルさんの背中をどんどん叩いて
早口で言葉をまくし立ててしまう。
「べ、別にっそんなつもりでTバック履いて来たわけじゃなくてっ、ショートパンツに下着のライン出ちゃったら
嫌だったってだけなんですっ!!!で、ですからっ!そんなに、み、見ないでくださいっ!!!
そっそうだっ!ソルさんっ!お、お風呂!シャワーにしましょう!!?」
テンパってそう促してみるも、パウダールームから出て、廊下を通り、リビングの奥にある扉の前に私を抱きかかえたまま、
ソルさんは立ち止まった。
開いた掌でドアノブを掴み、開けた扉の先の部屋は、シンプルかつ、広い寝室だった。
クイーンサイズのベッドは、白いシーツとベージュと黒のシンプルトーンのクッションとベッドカバー。
私は下着のままそこに降ろされ、いい子で待ってろと唇に軽く触れるだけのキスをされた。
え?えっと…。
あ、そっか…ソルさんは…シャワー浴びにいくんだ…。
あれ…?私は…?私はこのまま???
ちょ…待って!!ダメそんなのっ!?色々汚れてる!!汚れてるからっ!!
でも、色々腰が抜けてヘロヘロなのもあったし、もし今シャワーに向かおうとすれば、
あとでソルさんに何されちゃうかわかったもんじゃないしっ…。
いやいや、もちろんオプションではシャワー有り無しは選べるの!
本当は凄く嫌だったけど、私も何回かシャワー無しプレイ、お客様に頼まれてした事もあったし…。
それは相手も私もシャワー浴びずにお部屋入った後、すぐプレイに突入するっていうプランというか、
お客様からの要望からだし、私も相手もシャワー浴びて居ないし、開き直る事出来たんだけど…
今回は私だけだし、心が持たなさそうな気が…っ、
本当ソルさんには申し訳無さすぎて、私は思わず両手で顔を塞いであああぁ…と思わず溜息をついてしまった。
私…全然お仕事になってない!!!なのにお金頂いちゃっていいの?
いや良くない!このままだと絶対良くない!何かソルさんのお役にたてる事をしなくちゃ!
だからっ、身体が洗えないくらいっ、どうって事無いっ!!!
こうしてこうやって、こうやったら、きっとこう!
色々妄想して、いくつかの行動プランを脳内で組み立てる。
「よし!これでイケるっ!」
「…何がだ?」
「…へっ?………………うわああああ!?そ、ソルさんっ!?」
驚きすぎて、思わずソルさんから離れようとして、ベッドのシーツに足を絡ませて尻もちをついてしまった。
「…、その格好の色気が台無しだな、…ま、そのほうがお前らしいっちゃあ、らしいんだがな。」
「え?…あ、あの、色気…ありましたか…?
…私、僭越ながら可愛いとかは皆さんによく仰って貰えますが、なにせこんな童顔ですし、
なので、普段のお仕事の時はガーターベルトとか一切しないんですよ?なんだか受けが悪いみたいで…。
でも今日は、ソルさんみたいな身体を鍛えてらっしゃる殿方達は、
総じて金髪白人のバインバインのお姉様とか好きなのかなあとか感じてて、ちょっと下着を攻めてみたり…
でも、そういう方達はだいたいですが、私の顔を見て、
「ヘイ、リトルガール!チェンジ!」
とか言ってきたりするんですよね。なので、だからちょっと、色気あるって言われて嬉しかったというか…。
ソルさんにそう言って貰えたのが、とても嬉しいというか…。
…あ、あの…?さっきから私のお話してばっかりで…大丈夫ですか…?」
「…そのまま喋ってろ。…お前の声は、割と心地が良い…。」
いつの間にか、私の隣に座っていたソルさんが私の肩を抱き寄せ、私の前髪の一房や耳元の髪をサラサラと撫でて梳くから、
私は思わず、ひゃっと、声上げてしまう。
「あ、あのっ…、そ、そう言われましても…、…?…今、何を言って良いのかが、わ…わかんなくなってですね…?
そ、ソルさんっ…手…、…ん、はぁ、そ、そんな風に身体…撫で回されたら、…喋れる、どころじゃ…、
あ、ひゃっ、あ、あんっ!…そ、それは…だ、ダメ…っ!んんっ、あんっ、やだなぁ…いきなりっ、
変なところっさわっ…てます…よ?っ!?あ、ひゃ…あ、あっ、ダメぇ!耳の穴に舌入れっ!?
みみっ、耳舐めながら私の脇腹撫で回さないでくださいよっ!
そこは、お、お腹…っ、つ、摘ままれるのは…恥ずかしいっ…、も、揉むのはもっとだめですぅうっ!!!
っ、わっ、私の話…聞いてますかっ!?」
「さぁな。」
「さ、さぁな。って…!ほぼ聞いてないって事じゃ…ないですかっ、!脇は…っ、脇はぁああ!」
◇◇◇◇◇
「そ、ソルさんっ、もう、もう…勘弁してくださいっ…!…わ、わたしっ、焦らされ過ぎて、どうにかなりそう…!
お願いしますっ、もう…もう…っ、」
「まだだ。…エルフェルト、堪え性がねぇな。まだ一時間も経ってねぇじゃねえか。」
「こ…これ…っ…堪え性とかそんな話では無いですよっ…。身体隅々あらゆるところは触れられてるのに、
かっ、肝心な場所は一切放置とかっ!ど、どんだけの放置プレイですかっ!!…」
「…速入れ速イキの経験しかした事ねぇんだろ?
何事にも手順と準備ってもんがある。そこを省きやがるから、中途半端な結果しか見込めねぇんじゃねえのか。」
「…べ、別に、私はっ、お仕事ですから、お客様には早くイッて貰えたら凄く助かりますが…。」
「客の話じゃねぇ、テメェ自身の話だ。」
「…私?ですか?…私は、その…前に居た施設とかは勿論…仕事とかでも一回もイッた事はありませんよ?
そりゃ…確かに胸触られたり、中入れられて気持ち良いとかは感じますが…、イく所までは…。
というか、私自身が若干不感症気味なのもありますけど、多分ですが、私が達する前にお客様ほぼ全員
先にイッてしまわれるんですよね。
だから、一瞬、あ、くる!ってなりそうな時で終わってしまうというか…。なんというか…。
そ、ソルさん…?」
私の腰に腕をまわし身体を起こして、頬を撫でるように触れられ、そのまま顎を上に傾けられる。
「まだ少しだけだが、“仕込み”の結果、味合わせてやるか。」
「え…?」
◇◇◇◇◇
「………ですから、っ、…ひとさしゆびとおやゆびでっ、ちくびギュってひっぱってクリクリしないでくださ…っ!
…ぁぁああん!!…しないでっていってるのにぃ!!!
うそっ!?わ、わたっ…わたし…ッ…むねだけでっ!?むねだけでこんな…っ!!?
……あぁあっ…!おぉっ!ふぁ、ん、んんっ!、んん…っ!!!」
ベッドに座り、手をつき、身体を震わせてる私の背中にソルさんは包み込むように後ろから抱きしめ、
私の胸を揉みしだき先端を弄びながら、うなじ、首筋、耳裏、肩の裏側、脊髄がある背中の凹みに口を這わし、
腰のお尻の付け根辺りまで舌がつつつと這っている感覚に、私は余計に身体が震えた。
「…そ、それはっ、わ、わたしの…わたしのお仕事なのにっ…、そ、ソルさんはっ、ジッとしてくだされば、
わ、わたしがっ…!!」
「…まあ、お前はそうだろうな」
私の言葉に全く興味がないソルさんは、私を仰向けに押し倒し膝を胸辺りまで上げて、私のさらけ出された膝裏に舌を這わせてる。
ソルさんからの愛撫で私の秘所は充血しまくってトロットロで、
履いてきた下着の紐が、その充血して膨らんだ場所に食い込んで、それすらも私の快感となって、刺激してしまう。
「…下着…せめてこれだけでも…っ、と、取ってほし…っん、」
私の訴えに何かを察したのか、その食い込んだ紐を摘んだソルさんは、その紐を小刻みに震わせながら、
私の濡れそぼった入口に舌を入れ、
溢れてくる愛液を態とらしく音を立てて吸い、私は恥ずかしくて、目をギュッとつむった。
そのぬめぬめした長い舌が私の入口に入ってくる。
「…や、ヤダぁっ!わ、わたしっ…シャワー!シャワー浴びてな…っ!!、んんぁぁああっ!?」
入口から上にある私の陰茎に刺激が行くように唇でふれ舌が中を弄り、それだけで、もうどうにかなっちゃいそうのに、
両手は私の胸に添えられて、
今の刺激でピンと立ち上がった乳首を、今度は摘むのではなく、指の腹で転がされ、
思わず、あああっ!!それすき…あぁあ…それしゅきぃ…れすぅ…!!と声に出して主張してしまっている。
身体を仰け反りながらガクガクと震えて、自分でももう何がなんだかわからなくなってくる。
溢れる愛液をじゅっ、じゅる…と態とらしく啜る音が私の耳を犯してきて、思わず身体が震えた。
「お、お願い…、もう…焦らさないでください…。」
私の胸を揉みしだく両手に自身の手を添え、ぎゅっと掴み、私の訴えに視線を向けたソルさんの瞳にひたすら訴える。
「…ったく、なんて顔しやがる…。」
涙が溢れそうになった目元に唇をそっと這わされた後、ソルさんはそのままサイドボードに手を伸ばし、
用意していた避妊具を一つ掴み、手元へと持ってくる。
私はその手を掴み、ソルさんをじっと見つめる。
「…おい、なんのつもりだ。…手を離…っ」
「コレ、身につけるなら、私にさせてくれませんか?今日、お仕事らしい事何一つ出来てないんです、
だから…せめて、コレだけでも…。…ダメですか?」
あぐらをかいて座るソルさんの膝に手をかけ、上目遣いで訴える。
先程からソルさんの行動や言動から、多分私の仕事についてあえて触れないようにしてたっぽくて、
案の定、眉を少しだけしかめられた。
でも私の強い瞳での訴えに観念したのか、好きにしろと一言言われた後、ソルさんが持っていた避妊具を此方に渡された。
私はその袋をピリリと開封し、中からぬるっとしたゴム状の物を取り出し、慣れた手付きで、
先端部分に来る所をクルクルと絞り、ソルさんのそそり立ったモノに這わせる。
ガチガチになってはいるけど、まだなんとなく完全に立ちきっていないなと感じ、一旦這わせたゴムを外して、
ソルさんのモノに、自身の唇をチュ…と這わせてキスをした。
こんなに、男の人のモノを自分から舐めたいとか、愛しいとか、今まで一度も感じた事が無かった。
ホントは舐めるだけで十分だったのに、欲が出てきて自身の口内に食わえ込んでいく。
おい…待てエルフェルト…っ、…!と声をかすれさせて、息を乱すソルさんの声色に、私もだんだん興奮してきてしまう。
上を見上げれば、眉をしかめながら、私の肩を掴み、テメェ…いい加減にしろと、快感に耐えて睨むソルさんの表情に、
思わずゾクッとした。
唇を離し、ソルさんのガチガチにいきり立った先端にゴムを置き、自身の唇で綺麗に覆い被せていく。
早くコレを膣内(中)に入れたい。
興奮しすぎて息が乱れている私と、ソルさんの姿。
ソルさんのモノの先端部分を指ではさみ、自身が今身に着けている下着のクロッチ部分をズラし秘部の入り口に
クチュと這わせ、立ち膝の状態からゆっくり腰を下ろし、私から膣内に挿入していく。
自分の中にソルさんのものが満たされていく感覚にゾクゾクする。
「…ん、あ、あああ!!」
気持ちいい…とうわ言のように呟いていれば、ソルさんから顎を捕まれ深いキスをされる。
全て挿入しきった結合部分がキュンキュン締め付けてる様を自身で感じ取る。
ソルさんの先端部分が私の子宮口があたりでコリコリしてるだけで、もう頭がおかしくなりそうで、
塞がれた口内で…ソルさんの口の中で、きもちが良いのってひたすら泣き叫ぶ事しか出来ない。
声にならない声を発しながら、舌をひたすら絡める。漏れた互いの唇から、飲み込めなくて溢れた唾液が顎を伝っていく。
ソルさんからの動きが速くなって、私は頭をふり乱し、離した唇から、テラテラと銀の糸が繋がっては消えるのを
朦朧とした意識で捉えた。
「……っ、ソルさんっ…、ソルさんっ!!気持ちいい…っ!きもちいい…っ!!!
セックスってこんなにきもちいいって…わたしっ、しらなっ…しらなかったぁ!?んんぁ…あっ、あ、あっ、あー!!!」
「…っ、エルフェルトっ、…アレの検証結果にゃ、まだ物足りねえんだよ…っ。
テメェがきちんと堪えていりゃ、これよりかもっと激しい快感を味わえた筈なんだがなっ!!!」
「…こ、これ以上っ!?これいじょうは、わたしっ!わたしっ!!!こわれちゃっ…!!!
…っ、あ、あぁ、あああ…ソル…さんっ!…、な、なんかっ、!?なんかきちゃうっ!!!」
そう叫びながら、ソルさんの身体にぎゅっと抱きつけば、
余計な事は考えるんじゃねぇ…!その感覚が、イクって事だ…っ、身体で覚えろっ!と耳元で囁かれながら
激しく揺さぶられ、覚えたての言葉を反復するように繰り返す事しか出来ない。
「コレが“イク”ってことれすかっ!?…んぁああ!!“イク”っ!!…“イク”のぉ!イッちゃう!!」
「…っ、エルフェルト…テメェの中…凄え締りやがる…っ…!、…ぐっ、出るっ…!!!」
避妊具越しにびゅーびゅー勢い良くソルさんが射精している感覚を感じ取る。
この感覚はいつものの事だけど、中で激しくイキまくった膣内には、ちょっと刺激が強くて、
キュンキュンと締まる感覚にぞわぞわした。
「んあ、あっ、あああ……あっ、ソルさんっ…」
私は生まれて初めて激しくイキ過ぎたせいなのか、この後から意識を失ってしまった…。